太陽光発電を株で買う・・・
厳密に言えば株で買うことは出来ません。 皆さんは「インフラファンド」というものをご存知でしょうか? 証券取引所で取引できる株式のようなものです。 この「インフラファンド」を購入することで太陽光発電所のオーナーになれます。今回は この「インフラファンド」についての記事になります。
小市民LIFE編集部

株 と 投資信託
どうも 管理人のワガママひげおやじです。
2020年になって投資とブログを始めた、ワガママでひげのおやじ、ワガママひげおやじです。
皆さんは証券口座をお持ちですか? 証券口座をお持ちということは 今現在何らかのペーパーアセット(証券化できる資産)を保有されているか、していたということでしょう。
お持ちでない方も 銀行などの金融機関にて「投資信託」などの金融商品を売買されている・いたかも知れませんね。
投資信託とは
投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品。
簡単に言えばセット商品ですね、株や債券などの。
通常の株式の売買は証券取引所で行われます。 一般の私たちが証券取引所で直接売買することは出来ません。 株式の売買がしたい場合は、証券会社を通じて行うことになります。
上場とは
株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品を取引所において売買可能にすること。
通常の投資信託は上場されておらず、証券取引所で売買されることはありません。 前述しましたが、証券会社や銀行などの各金融機関にて取引します。
ETF(上場投資信託)
投資信託を 証券取引所で売買できるように上場した金融商品を、ETF(上場投資信託)と言います。
ETFは投資信託と言っても、購入方法などの仕組みは株式に近いです。
投資信託 | 株・ETF | |
どこで購入する? | 証券会社・銀行など | 証券会社 |
購入価格は? | 基準価額(1日1回算出) | リアルタイム変動 |
注文方法は? | 金額・口数の2種類 | 成行・指値の金額 |
購入手数料は? | 商品・販売会社ごとに異なる | 証券会社ごとに異なる |
このETFのように、上場されている投資信託の仲間にREITやインフラファンドがあります。
REIT と インフラファンド
REIT(リート)とは
Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)の略称で、投資家から資金を集めて不動産を運用して得た賃料収入等を元に投資家に分配する金融商品。
インフラファンドとは
REITに似た金融商品で、REITがオフィスビルやマンションなどの不動産を保有して、その不動産で得られる収益を投資家に分配されるのと同様に、インフラファンドは太陽光発電施設や港湾施設などの「インフラ」を保有して、そこらか得られる収益を投資家に分配する金融商品。
REITは不動産オーナー、インフラファンドはインフラのオーナーになるようなものです。
株式では その企業の利益を「配当金」として株主に還元しますが、REITやインフラファンドでは「分配金」として投資家に還元します。
インフラファンドの銘柄
2020年9月20日現在、日本で上場されているREITは62銘柄、インフラファンドは7銘柄になります。
コード | 銘 柄(インフラファンド) | 投資口価格 | 分配利回 |
9281 | タカラレーベン・インフラ投資法人 | 115,800 | 5.88 |
9282 | いちごグリーンインフラ投資法人 | 56,000 | 6.82 |
9283 | 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 | 99,800 | 6.41 |
9284 | カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 | 119,600 | 6.19 |
9285 | 東京インフラ・エネルギー投資法人 | 90,900 | 6.83 |
9286 | エネクス・インフラ投資法人 | 98,000 | 6.12 |
9287 | ジャパン・インフラファンド投資法人 | 94,900 | 6.13 |
※2020年9月20日現在
2020年9月現在で上場されているインフラファンドは、全ての銘柄でその殆どが太陽光発電がメインの事業内容となっています。
インフラファンドのメリット・デメリット
インフラファンドのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
メリット
①収益が安定している
投資対象がインフラ資産(太陽光発電設備)となっているため、景気動向と資産の収益に関連がない。また、太陽光発電設備はFIT制度(固定価格買取制度)により設備認定を受けた年の価格で売電価格は20年間固定されている。
②高利回り
インフラファンド市場が比較的新しい市場であり、投資家に浸透していないため高い利回りの投資商品となっています。6%の利回りの投資商品を3年保有すれば、配当収益で18%になるために価格が10%下落したとしても8%のトータル収益が確保できます。
デメリット
①自然災害、日照不足
現在のインフラファンドはその殆どを太陽光発電に依存しています。その為 自然災害等に弱いと言われています。…が、災害時に何かあればインフラファンドに限らずダメージを負いますよね。
②インフレに弱い
メリットの収益が安定しているの裏返しなんですが、FIT制度(固定価格買取制度)により売電価格は20年間固定されているということは、収入の増加余地もないということです。経費部分はインフレの影響を受ける可能性が高く、インフレに弱い資産になっています。
③20年問題
FIT制度(固定価格買取制度)により設備認定を受けた年の価格で売電価格は20年間固定されていますが、それ以降の売電価格は不透明です。

10年物の定期預金として考える
これは完全に管理人の個人的見解です。 1番のデメリットが20年問題であるならば、10年物の定期預金として考えれば、単利とはいえ年6%の金利が付く訳ですから悪くありません。
そんな時に「【9285】東京インフラ・エネルギー投資法人」のPO(公募・売出)が行われました。 2020年8月13日に発表、8月24日に抽選でした。
SMBC日興証券さんから申し込み、当たる気満々だったんですが 見事に外れました。
東京インフラ・エネルギー投資法人のPO
8月24日終値:95,500円
割引率 :2.5%
発行価格 :93,112円
外れて意気消沈していた管理人でしたが、肝心の投資口価格はどんどん下がっていきます。
出典:SBI証券様 HPより
コロナ禍では90,000円を割り込んでいましたが、95,000円を下回れば買いだろうと思っていました。
そして購入した・・・
2020年9月4日のことでした。 89,800円でINすることが出来ました。 配当金(分配金)目的で購入した金融商品は初めてのことでした。その時のことを記事にしています。

それ以前は銀行株を狙っていたんです…。 今も狙ってはいますが。
高配当株による配当金生活を夢見る場合、アメリカ株やREIT、今回紹介したインフラファンドなど分散投資を心掛けることが大事かもしれません。
管理人は それこそ定期預金のつもりで高配当株を購入していきたいと思っていますが、買い時が難しいですね…。


上記も最近購入した高配当株になりますが…。 どうなるのか…。
管理人のワガママひげおやじは、IPO投資に全力で取り組んでいます。
↓IPOについての記事など↓

さらに「-5%ルール」投資法を実践しようとしています。
↓「-5%ルール」については↓


また、投資のこと以外でも たまに記事にしています。
そんな投資のこと以外については、また別の記事で・・・。