自粛とは・・・
「自ら進んで行動や態度を慎むこと」
調べるとこんな感じです。 なるほど、そうですよね。 そう思ってました。 でも「自粛」って言ったり聞いたりするのと「自ら進んで行動や態度を慎むこと」って言ったり聞いたりするのでは、何となくですが違う気がしますね…。 そんなことないですか? ワガママひげおやじだけ? そうですかね…?
自ら進んで…ってところ、違和感ありません? そうですか? 例えば巷で噂の「自粛警察」、これは確かに違和感ないですよね。 頼まれてもいないのにお勤めご苦労様です。 でも行き過ぎた行動や言動には注意してくださいね!
「営業の自粛」ってどうですか? このコロナ禍で自ら進んでお店を閉めちゃったんでしょうか? そりゃぁ不特定多数の人(お客)から新型コロナウイルスをうつされたくないって思ったお店(人)もいらっしゃるんでしょうが、大半のお店(人)は やむを得ずというか 要請という名の圧力に屈する他ない…ってことですよね? 要請って他人にされるもんですよね?
まぁ言葉尻を捉えた屁理屈ですね、ワガママひげおやじの言ってることは。 でも「自粛要請」ではなく「停止要請」だと思うんですが「営業停止」は行政処分の用語になってしまうので使えないですね。難しいです…。
緊急事態宣言は解除されましたが・・・
ワガママひげおやじ家では外食はまったくしていません。 テイクアウトは時々利用させてもらってます。 これは自粛ですね。 …本当は元々そんなに外食をしていませんでした。
あきらかにコロナ禍によって、考え方や行動は変わりましたね。 マスクの着用だったり手洗いの徹底だったり意識が変わりました。
目に映る世間の景色も変わりました。 変わっていないものや、元に戻ろうとしているものなどもあります。 そういったものが「自粛警察」のターゲットにされたのでしょう。
ワガママひげおやじも、複数の人がマスクもせずにお喋りをしながら横並びで歩いていたりするのを見ると、多少イラっとします。 少し時間を置けば「警察予備軍」にならないよう、自分を諌めることも出来るのですが…。
芸能人の自粛について・・・
どうでしょう? 「自ら進んで」お休みするんでしょうか? こちらの方が圧力ってイメージですね、芸能の世界を全く知らないワガママひげおやじとしては。
薬物だったり暴行だったり、事件として問題を起こしたらこれはもう「自粛」ではないですね。 そりゃぁそうですね、一般人でも会社から懲戒処分、それも重い方は免れないでしょう。
では「浮気・不倫」はどうでしょう? タイムリーですか? 飛びついた感じあります? でも考えちゃいますよね?
ワガママひげおやじはバリバリ昭和生まれです。 「浮気は男の甲斐性」だとか「英雄色を好む」だとか どちらかと言えば「できる男の代名詞」のような時代生まれですから、今の1億総バッシングの雰囲気がちょっと引っ掛かります。
浮気・不倫はよくないです、もちろん! 悪いことって認識で問題ありません。 ただ、事件ではないですからねぇ。 法律上では「不貞行為」といい、民法では離婚の訴えを提起できるとしているそうです。
不倫をした芸能人が、全てのレギュラー番組を一時お休みしたり 降板したりというのはちょっとやり過ぎなのかな…って思ってしまいます。 一般の会社員であれば、仮に懲戒処分だとしても かなり軽い方(形式上は)でしょうから。
作品に罪はあるのか・・・?
芸能人の自粛…というか事件の場合、その出演作品の取り扱いが問題になります。 事件の大きさによるのでしょうが、テレビや映画なら当事者の出演部分をカットしたり撮り直したり、主演クラスの方の場合なら最悪「お蔵入り」となったり…。
映画が公開延期や中止になってしまうのも「自粛」ということなのでしょう。
2017年5月に「たたら侍」という映画が公開されました。 ワガママひげおやじが勤める会社が所属している 全日本特殊鋼流通協会が支援団体として参画していたご縁で、会社からチケットをいただきました。
いつ観に行こうかと思っている矢先の6月初旬に、出演者の方の1人が覚醒剤取締法違反で逮捕されるという事件が起こりました。 それを受けて1週間ほどで公開を打ち切るとの報道があったため、慌てて観に行ったことを思い出します。
幸か不幸か その出演者の方は主演クラスではなかったため、出演部分を削除するなどの再編集の末に2週間ほどで再上映されました。 ただし上映館数は281館から24館へと減ってしまったそうです。
これ以外にもいろいろありましたよね。 公開延期や公開中止が。 何でしょう、あまりにもバッシングが強いのか、それともそれに怯え過ぎているのか、はたまた連帯責任ということでしょうか、何か考えさせられますね…。
家族も責任を負わねばいけないのか・・・?
前記した出演者の方のお父様も俳優をされていて、とても有名な方です。 事件後にはもちろん謝罪の声明もだされて、お父様自身がその後 自粛されたと記憶しています(少し曖昧)。
事件を起こした本人は当時30才、謝罪声明は親として必要でしょうが 自粛まで必要だったか?と考えていたものです。 未成年の子供であれば「親の責任」は当然でしょう。 30才にもなった子供の責任が、親にもあるのかどうか… 意見が分かれるところでしょうか? もちろん自粛であれば「自ら進んで」の言葉通り、誰に言われたわけではないかもしれません。
ワガママひげおやじにも子供がいます。 産み育ててくれた親はもう他界しています。 子供でもあり親でもある自分自身で、その足りない頭で考えてみました。
・他人のことであれば「親の責任」は問わない
・自分のことであれば「親の責任」として向き合う
他人を問わないとは言いつつ、もしも自分や家族が被害者となった場合に そんな綺麗ごとが言っていられるとも思えませんが…。
少なくとも自分が第三者であれば、他人を攻撃することはしないでおこう。 度を越した自粛警察しかり、ネットでの誹謗中傷しかり。
最後は自粛とはそれてしまいましたが、珍しく真面目に考えてしまうワガママひげおやじでした。 いつもはもう少し能天気なはず…です、ハイ。 そしてそんな能天気な出来事は、また別の記事で・・・。